小児肥満は、年々増加傾向にあり学童期小児のおよそ10人に1人が、小児肥満といわれています。
小児肥満は、テレビなどでも取り上げられるほど注目され、今問題になっています。
小児肥満が思春期肥満につながり、その時期に肥満でなかった人に比べ肥満であった人は、
老年期以降の生活、生命予後にも影響を与えるといわれています。
このような背景から、小児期において肥満を予防し、改善していくことが大切であり重要です。
成人してから健康を考え、肥満予防、改善をするよりも小児期に肥満予防、改善を図るほうが、
容易かつ効果が持続しやすい傾向にあるといわれています。
お子さまの健康のために、成人以降の健康のためにも、親御さんがお子さまと一緒になり、
小児肥満の知識を広げ、肥満予防、肥満改善に取りくまれることをおすすめ致します。
小児肥満の目安は?肥満度測定
肥満度の測定をしてみましょう。
肥満の目安としては肥満度という基準があります。
肥満児と判定されるのは、年齢・身長別の標準体重を20%以上を超え、体脂肪率が増加しているときです
- 肥満度計測式
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肥満度%=(実測体重―標準体重)÷標準体重×100
例をあげますと、お子さまの体重が30kgとします。標準体重が20kgであれば、
(30―20)÷20×100=50となり肥満度は50%となります。
幼児では肥満度15%以上が肥満児とされ、学童期以降では20〜30%が軽度肥満、
30〜50%が中等度肥満、50%以上が高度肥満と判定されます。
体脂肪率は男児で体脂肪率が25%以上、女児11歳未満で30%以上、
11歳以上で35%以上が肥満の目安になっています。
内臓脂肪の目安として、腹回りをメジャーなどで測り80pを超えている場合は、
内臓脂肪が増加していると考えられます。
この測定方法は、あくまで家庭内での肥満度の目安としていただき、
正確な肥満度の把握、測定は、最寄の医療機関で医師のもとされることをおすすめ致します。
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- 標準体重算出式
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簡単な標準体重の出し方を紹介しておきます。
(但し、下記の式は5歳以下の幼児や成人には適用できません。)
小児標準体重(kg)=身長(m)の3乗×13
身長120cm のお子さんの場合は、1.2×1.2×1.2×13=22.5kgとなります。
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小児肥満と食生活
小児肥満と食生活には、密接な関係があるといわれます。お子さんが、いつでも食べたい時に食べられるような食事環境を親御さん自身がつくっていませんか?
最近では、テレビゲームの異常なほどの普及や外に出れば小児犯罪への不安などの背景もあり、お子さんが、家の中だけで生活する運動不足の傾向が強くなりつつあります。
お子さんは、成長期でもありますので、通常ならば摂取カロリーなどの制限はしませんが、お子さんの運動不足も要因となり、カロリーの摂りすぎに配慮が必要な食環境になってきています。
家族で外食する場合にも、ファーストフード的な食事が増えてきています。小児肥満が増加傾向にあるのも、こういった食生活の環境が一般化したことにもあるのではないでしょうか。
朝ごはんを食べないお子さんも増えているようですが、朝ごはんを食べない子は、朝食を食べる子に比べると、3歳から小学4年生にかけて身長が低くなり、小学4年生から中学1年生では、朝食を取らない子には肥満児が多いことが報告されてます。朝食をきちんと食べるには、夜更かしをせず、朝きちんと起きる必要があります。規則正しい生活習慣、栄養のバランスを考えた食生活、カロリーを消費するための運動習慣をしっかりと身につけストレスなく実行させることが、小児肥満の予防、または小児肥満の改善にもっとも近道なのではないでしょうか。